生き生きと生きること

生き生きと生きることについて

47歳男 失業中に一人旅で自分探しをして心の安らぎを得た話

私は47歳の男です。
リストラから再就職出来るようになるまでに約11ヶ月の空白期間がありました。
その間にわたしはさまざまな自分探しと言えるようなことをして来ました。今日はそれについて書いてみたいと思います。

まず最初に私はリストラ経験者です。
40代の前半にそれまで勤めていた会社をリストラされました。
当時は本当に途方に暮れました。
次の勤め先も全く決まらず、応募した求人はことごとく断られ続けました。

そんな中で気持ちが折れそうになりつつも、私は自分自身に向き合うようになっていきました。
自分自身の出来ることを見つめ直し、自分の強みを活かせるようになるために、今までの経験を活かした資格を新しく3つ取得しました。
もともとが集中力のあるタイプではありませんでしたが、家族に資格所得を宣言して自分を追い込み、短期集中をすることで乗り切ることが出来ました。
もっとも、これは妻が怖かったからやる気があるアピールをしたという部分が大半でしたが。
ともかく、資格を取ることで「自分にも出来ることがある」ことをはっきりと形に出来ました。それが自信の回復につながったと思っています。

そして、失業期間の後半、本当に気持ちが折れそうになった時にひとりで旅に出ました。
「自分探しの旅」とでも言えばカッコいいのですが、単に現実から一時的にでも逃避したかったというのが正直な本音でした。
しかし結果から言えば、これは正解でした。
旅に出ることで自分自身がリフレッシュ出来ましたし、妻や子どもたちとも適度なガス抜きが出来たように思います。
また、ふだん見ることの出来ない景色や場所に身を置くことで、自分自身の悩みが相対的に小さくなっていくのを感じました。

その後、再就職し、新しい会社で働き始めました。
旅に出る前は自分自身の悩みが大きくなりすぎてしまい、逆に自分が見えなくなっていました。
それが、ひとりで旅に出ることで、自然と自分自身がクリアーになり、本当の自分自身と向き合えるようになった気がします。

人生にはさまざまな困難や悩みがあり、まるでコップの水がいっぱいになるように悩みで身動きが取れなくなるときがあります。
しかし、そんなときでもコップの中身ではなく、それら悩みが入っている自分自身を見つめ直すことが出来れば、悩みに向き合っていけるのではないでしょうか。